Outside

Something is better than nothing.

生活

洗濯機の行方

大学に入学するときに、私は叔父と一緒にニトリを回っていろいろなものを買っていったのだが、その後(前だったかも)ヨドバシカメラに行って生活に必要な白物家電を購入していった。そこで買ったのは当然、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器であったのだ…

金木犀の香り

取り立てて具体的な思い出と結びつくわけでもないのだが、とりとめのない日常の中に金木犀の香りがやってくる瞬間というのはあって、例えば地元にいたときのことではあるが、私は犬の散歩をしているとき、ふと香しいものを感じたと思ったらそれは金木犀であ…

ネクタイの長さ

思い返すと社会人生活を送るまで、私はネクタイを日常的に締める習慣がなかった。中高生は学ラン――始めて知ったのだが、学ランというのは学生が着るランダ(洋服)という意味から来ているらしい――で、ネクタイを締めることはなかった。だから就職活動を行う…

クッションがない状態

「お前は今日はなんだか見知らない薔薇色の少女みたいだよ」「知らないわ」彼女はまるで小娘のように顔を両手で隠した。(堀辰雄「風立ちぬ」P.139、新潮文庫) 以前に一度書いた覚えがあるのだが――たぶん『テッド』ではなかったのかと思うが、そういった映…

犬の環世界

昔、大学の講義の中で、別に生物について扱っているわけでもなかったのだけれども、やや唐突に、教授の思索の赴くままだったのでそういうこともよくあったのだけれども、ユクスキュルの『生物から見た世界』について触れたことがあって、その講義の後、書店…

冬の酒

冬よりも夏、夏よりも冬ということをそれぞれの季節に思うことになっていて、そう思わずにはいられないのは目先にある気温の暑い、寒いといった動物的な反応ということになるのだけれど、大体にして私は(あるいは私たちは?)目先の季節を愛でつつも嫌悪す…

一合炊きの感覚

一人暮らしを始めたときに、当然というような必要に駆られて私は炊飯器を買ったのだけれども、それは最大で三合程度まで炊くことができる代物で、その最大量は「も」がつくべきなのか、「しか」がつくべきなのか、私には判断がつかないのだけれども、初めて…

頭痛の日

頭痛持ち 頭痛に苦しめられることが多くなった。医学的に因果関係について明瞭ではないと聞いたことがあるものの、私の場合、天気が悪くなると頭が痛くなる。 子供のときから、たしかに頭痛に悩まされていたのだけれども、しかし大人になって、しかもアラサ…

HUAWEI nova liteを貰う

HUAWEI Nova Lite ブラック 本体 出版社/メーカー: HUAWEI メディア: エレクトロニクス この商品を含むブログ (1件) を見る 経緯 ひょんなことからHUAWEIのnova liteを貰った。経緯を記せば、知り合いがこれを購入したものの、昨今のHUAWEIの利用規約が承服…

eufy RoboVac 11を買う

eufy RoboVac 11 (自動掃除機ロボット) 【3つの清掃モード / 自動充電機能搭載 / 専用リモコン & 充電ステーション付属】 出版社/メーカー: Anker メディア: この商品を含むブログを見る 経緯 eufy RoboVac 11を購入した。いわゆるロボット掃除機と呼ばれる…

ココナッツとの邂逅

タイのリゾート地、ということはそこには必ず浜辺と海とがセットになっているということにもなるのだが、そういったところに行くと、パラソルの下、燦々と照る太陽を避けて涼もうものならば必ずと言ってもいいほど、怪しげな風貌をしたおじさんやお兄さんが…

誤った認識に基づき頭を叩かれる

一年ほど前になるが、妻の知り合いと一緒に三人でお酒を飲む機会があり、飲んでいると、その知り合いが私と同じ大学出身ということが判明した。その人の方が年配だったので、先輩後輩という仲になるわけなのだが、それが判明した途端、その方の態度は横柄に…

ホットヨガに行く

人生というものは何が起こるのか分からない……という大仰な言い方をしようがしまいが、変化というものは常に押し寄せてくるものであるが、先日、ホットヨガに人生で初めて行った。 まずもって行った理由としては妻が興味を持っていたこと、天才であるところの…

桜の不在

まったく気づかなかったのだけれども、通勤途中、学校の前に桜が咲いていた。けっこうびっくりした。別に俯いて歩いていたというわけではなく、普通に歩いているつもりだったのだが、まさか桜が咲いていたとは思わなかった。 帰宅途中に、毎日行き帰り歩く道…

グミの進化

ハリボーのグミというのは妙な魔力があるもので、見かけるとついつい欲しくなってしまい、けれども噛んでいるうちにゴムっぽい臭い、お世辞にもいい匂いとは言いがたいスメルを発する瞬間もあって、あの弾力性のあるグミを噛み続けている自分はやがてゴム人…

二股という言葉について

二股をかけるという言葉があるのだけれども、その語源を調べてみたが定かではない。現在使われている用法といえば、もっぱら男女交際に関連するもので、誰かと付き合っているのに、他の男女とも同時に付き合っているという状態になる。不倫とはまた違う状態…

ヨーグルト漬け

腸内環境が人間のあらゆる面に影響を及ぼすらしい、ということを聞き、さらには腸内細菌が人間の意識に影響を及ぼすといったSFや研究を見かけたことがあったので、どことなくそういったものについて考えを巡らせたことはあったものの、かといって、では腸内…

雪の日

雪が降った。この寒い中、人生初の転職活動を行った。取り立てて必要に迫られているわけでもないのだが、いい機会なのでやってみようという軽い気持ちで転職サイトに登録し、Web履歴書の項目をちまちまと埋めていくとオファーがかかった。ありきたりなメッセ…

情報収集の難しさ

情報収集というものは現代においては必須になるのだが、私はあまり得意ではなく、どうにもしっくり来ないまま続いている。iPhone 4を使っているとき、今は名前が変わってしまったがLivedoor Readerを使っていて、当時はかなりしっくり来ていたのは事実で愛用…

あるダンプ乗りの物語(下)

joek.hateblo.jp 続き。 給料 彼は二週間ほど新しいおもちゃに夢中になっていただろうか、やがて正気に返った。そうせざるを得ない理由があった。 実を言えば、彼は前の会社で働いていた一ヶ月分の給料をまだ貰っていなかったのだった。さすがに無断欠勤をし…

あるダンプ乗りの物語(上)

お見舞い ――義祖父は東北の訛りを強く残しながら、私たちに語った。 その日、私たちは義祖父(以下、「祖父」や「彼」等の表現を適宜使用)の誕生日のお祝いに、郊外の介護施設を訪れていた。私は二度目になるが、妻は何度も足を運んでいるらしい。何人もの…

インナージャーニー

今はもう解散してしまったandymoriというバンドがいる。「Follow me」という曲から、このバンドに嵌まって、アルバムは全部借りた。 andymori "FOLLOW ME" たまたま後輩が好きだったこともあって、解散ライブのブルーレイを借りたりもしたのだが、彼らのアル…

食嫌い

グロテスクな食 食べるという行為に潜む、何か物々しさのようなもの、グロテスクさを知っていながら表面上は美味しいや不味いといった価値観によって取り繕われていることが妙に気にかかる瞬間はあり、そういったものを突き詰めていけば肉類はおそらくそこに…

折りたたまれた手紙

封筒の手紙 そういえば私にも何通か手紙は受け取ったことはあり、その保管については捨てるのも何だし、ばらばらにしまってしまうと散らかってしまうので、普通のクラフト封筒にしまうことにしている。 封筒の中から手紙を取り出して、読み返すこともある。…

長い手紙をしまう場所

アルファベット 高校生のときに教科書に抄録されていた夏目漱石の『こころ』を読んだことがある。その抄録部分は前半部分ではなく後半部分であったために、あのとてつもなく長い手紙の部分(「下 先生と遺書」)を読んでいたことになるので、後に『こころ』…

悪筆による線の連なり

字の汚さ 私は字がとても汚く、正直なところ読めたものではない。子供の頃に習字教室に通っていたし、毛筆に限らず硬筆も一通り習ったのだが、どうしても性分というものなのか、字が汚くなってしまう。 おそらくは心が汚れているからなのだろうと思うのだが…

あっさりとした下ネタのおかしみ

逃げるは恥だが役に立つ TBSで毎週火曜22時から放送されているドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(以下、『逃げ恥』)は、主人公の森山みくりを演じる新垣結衣ことガッキーのエンディングにおける可愛いダンスもあって人気だが、テーマは契約結婚というもの…

ふくろうカフェの思い出

鳥 ヒッチコックに『鳥』という映画がある。いわゆる動物パニック物の映画なのだが、あまり数多く観ていないヒッチコックの映画の中で、『鳥』は印象に残ったものに入る。 鳥の持つ表情のなさが恐ろしく、何を考えているのか分からないためホラーとして描か…

若さにとって走るとは

年老いたという感覚が分かろうはずもない、未だ若いと言われる年齢であるものの、しかしかといって掛け値なしに若いというわけではなく、若さというものが少しずつ手のひらの上からこぼれ落ちていることを感じる年齢になった。しかし、それがいったいどうい…

名付けられた親指

進行性指掌角皮症、という。しんこうせいししょうかくひしょう、と読む。 まったく聞いたことがない上に、私は単なる手荒れの延長で考えていた親指の死から、皮膚科で名付けられた親指の名称は、かくのごときものだった。処方された尿素が多めのクリームを塗…