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10月の振り返り(Stairway 10)

Guns

 早いものでもう11月になろうとしている――と書こうとして、これはあくまで定型文なので、ほとんど何も考えずに打ち込んでいこうとしたのだが、しかし季節の巡りというものは常に早いものであるような気がしていて、それは単に時間の流れがそういうものなのか、あるいは我々の時間認識や記憶が過ぎ去った時間について、今現に感じている時間に比して、一瞬のものであるように錯覚させるのか、いったいどういうことなのだろうと考えつつ、10月という月日も過ぎてしまい、今に至っている。

 例によって資金決済の関係と、スルガ銀行の処分、そして金融庁主導で始めた金融機関の共通KPIが私の中ではまず気になったのだが、まあ、ちょっとはそれは職業に基づく関心になりすぎるのかもしれない。

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 個人的にはこの共通KPIをどう利用者の資するように取り組んでいくのかが問題かと思われ、昨今のFDの観点からこういう発想になったのだろうが、システム的にどこまでの対応が可能なのかどうか――というやや抽象的に書く。

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 この6ヶ月という期間が長いのか短いのか分からないのだが、同時にスルガ銀行の株安を受けて個人投資家スルガ銀行の株を購入しているという動きも、高リスクということで危険視されていた。

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 これについては利用者目線で言えば、今までなぜというところだっただろう。24時間の即時振込ということは、同一の銀行口座間であればおおむね対応できていたのではないかと思うのだが、全銀システムって何、という気もする。SWIFTももう少しマシになるみたいなので、銀行の決済サービスは多少は改善される傾向にあるのかもしれない。

 また、米国の株安についても気になった。個人的にはあまりマーケットの動きについては専門性が高くないので、通り一遍の認識(しかも事後的なもの)しか持てないのだが、10月後半は市況が荒れていた。儲けた人は儲けただろう。

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 繰り返しとなってしまうそのものに深い憂慮を覚えつつも、アメリカでまたしても銃乱射が起こった。

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 私はかつて「信じがたい憎悪」というエッセイを書いたことがある。これは大統領戦の演説中に、シリアからの難民はすべて「イスラム国」のテロリストだとトランプが述べたことに、「イスラム教の女性」がただ無言で立ち上がることで抗議したとき、トランプが「信じがたい憎悪を向けられた」と述べたことに起因した記事である。

 今回の銃乱射事件を受けてトランプが述べたことはこの「信じがたい憎悪」のトランプの態度にかなり近いものがあろうかと思われる。

 トランプ大統領は28日、インディアナイリノイ両州での複数の選挙イベントに向かう前に事件を激しく非難、記者団に対し、「率直に言って私たちの国で、そして世界各地で憎悪によるとてもひどいことが起きている」とし、「何かがなされなければならない、人々がこうしたことをすれば死刑を受けるべきだ」と話した。

 トランプ大統領は銃所持の権利を認める法律を見直す時かと問われると、武装した警備員がこのシナゴーグに配置されていれば犠牲者の数がはるかに少なかったかもしれないと示唆した。報道によるとこのシナゴーグではユダヤ教の大祭日の際のみ武装警備員が配置されているという。(上記記事より引用――太字・下線は筆者)

  これについて細かく述べたい思いもあるのだが、取り急ぎ引用に留めておこう。出生地主義の廃止検討やトランスジェンダー排除、また万国郵便条約からの離脱、中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄等、いろいろとあるのだが、さすがに書き切れなかった。

 

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