Outside

Something is better than nothing.

物欲にかまけて

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消費の楽しさ

 欲しいものについて、例えば今までの人生の中で、どういう態度を取ってきたかによって、その欲する強さというものは変化するものだと考えられる。私は物欲が弱いような自己評価をしてみたけれども、そんなわけはなく、欲しいものはどうしたって欲しいと思い、そんなに欲しくないようはものは、よく考えてみてやっぱり欲しくないと思ったらきっぱり諦める、といったような具合だった。欲しいもの、というのは、目の前になくとも想像で頭をいっぱいにする。これを使ったらどうなるのか。これを生活に取り入れたら、どうなるのか。

 金額的に大したものでなければ、さっさと買ってしまえばよい。けれども、金額が大きければ……?その場合は、ひたすら考えるしかない。考えて考えて考えて、どうやったらいちばん確実な方法で、そしていちばん安い方法で購入することができるのか。これを考え抜くことが、物欲にかまけることである。

シミュレーション

 歴代の買い物の中で、もっとも悩み、なおかついちばん戦略的に物を購入したのは4年は使っていたiPhone 4からiPhone 6に買い換えるタイミングのときだった。

 そのときのキャリアはソフトバンクで、計算したところおおよそ月に八千円以上は払っていた。MVNOを利用してみたらどうだろうかと、これまで一度も利用したことのないものを採用することにし、そのための情報収集を開始。SIMフリーの端末の値段を調べ、いったいどこがいちばん適当なのかどうか、自分自身のニーズをきちんと確認した。

 その結果、選んだものはOCN モバイル ONEのデータ専用SIMで、これを採用することでキャリアメールと携帯の番号がなくなってしまうが、安くするためには仕方ない。

 自分でエクセルのシミュレーションを作成し、いったいどのプランが自分にもっとも適しており、安く抑えられるかどうかチェックしていった。その結果、初期費用こそかなりかかったが、今ではかなり使い勝手がよくて重宝している。また、職場の先輩にもそれを伝えることができ、お礼もいただいた。

コスパの罠

 失敗と言えなくもないものが微妙な結果になってしまったのは、ASUSのEeebook X205TAで、これはメモリが2GBしかないために、メイン機として使うには機能が物足りない代物である。そのときの私はSurface pro(初代)を使っていたが、スタンドの高さが調節できないためにイライラして、新しいパソコンを欲していた。サブ機として使おうと目論んでいたが、妻のパソコンが義弟の手に渡ったのをきっかけに妻にSurface proをあげることにし、Eeebookをメイン機として使うことになったのである。

 購入時は3万円を切るくらい。コストパフォーマンスとしては抜群のパソコンではあるし、キーボードはかなり気に入っている代物なのだが、いかんせんメイン機として使うものではないなと思うのだった。軽くて持ち運びはしやすいのだけれども。

次なる出会い

 その次に購入したのはiPad mini 4で、これは正解だった。当時はまだiPad proが出ていないタイミングだったのだが、妻に新しく買ったASUS Zenfone 2 Laserのコスパが最高すぎて、ZenPad s8.0を買おうかどうか悩んだのだった。

 iPhone 6を使っていることもあり、結果的にはiPad mini 4を購入することに決めたのだが、これは大正解で、今も手放せない端末となっている。このときもスペック表と購入価格、使用用途などで表を作り、かなりの期間悩んだのを覚えている。ところが本体自体は正解したのだが、その後のキーボードやカバー選びでは失敗し、数千円は無駄にしてしまった。

 今はPS4が欲しくてたまらない。そして本命はSurface pro 4。さらに欲を言えばiPad pro 9.7。