YOGA BOOK(Android)を使う
購入動機
昨年末にiPhone 6からZenFone 3 Laserに乗り換えた。iOSからAndroid環境に変更したため、ついでにiPad mini 4も買い換えようと思っていた。
当初はスマートフォンと同じくASUS製のZenPadシリーズにしようかと検討していたのだが、PCに2in1端末のSurface pro 4を購入しているため、iPad自体の使用頻度は落ちていた。タブレットとして使うことを前提とするのではなく、生産性(ここでは主に小説などの執筆)を上げるために、PCを補完する使い方ができないかと思っていたところ、LenovoのYOGA BOOKを検討に入れることにしたのだった。
Windows版かAndroid版か
YOGA BOOKにはWindows版とAndroid版とがあり、前者は量販店で購入することもできる。値段としてはWindows版の方が若干高い。以前にASUSのEeebook X205TAを使っていたときにも思ったのだが、Windows PCとして使うときにやや不満が出てくるスペックではないか、と個人的には思った。
問題は使用用途だろうと思う。私の使用用途は日常的に持ち運んで、執筆が可能かどうか、という点にあった。Android版はバッテリー駆動時間もWindows版と比べて長いとされており、なおかつ各種アプリも簡単に使用できる。
何よりタブレットとしての性能としてYOGA BOOKを考えたとき、ストレージ容量が64GB、メモリが4GBというのは決して悪くないスペックだった。
OSについては使用目的に従って変わってくるだろう。約700gでWindows PCが使えるというメリットもあると思うので、この辺りは一概に言えない部分である。
HALOキーボードとペン入力の使い心地
私がもっとも気にかかっていたのは、物理キーボードを廃したこのHALOキーボードで、量販店で試しに打鍵してみたときもやや不安は残ったのだが、使っていると案外悪くない。ペン入力はSurfaceもあるので、ギミックとしては面白いとは思うものの、個人的にはあまり重要視はしていなかった(けっこう珍しい使い方だとは思うのだが)。
キーボードについては長文執筆はテキストエディタ次第であると思われる。というのはMicrosoftのWordはテキストエディタとしては最悪の部類に入ると私は考えており、先日Wordで小説執筆を行っていたのだが、すぐに疲れてしまった。
アプリの設計自体がそもそもPCの補完という印象があるため、Android端末で本格的に執筆を行うのであれば、EvernoteやGoogleドキュメントの方が適しているのではないか、と思われる。
Word執筆をした後に問題に気づいた私は、環境をEvernoteに変えてキーボードを叩いていたところ、かなりの速度で入力することができた。補助的な執筆環境を目的としていたので、その目的は十全に果たせたことになる。
バッテリー、BOOK UI、マルチタスクなど
バッテリーはメーカー発表約15時間ほどだが、個人的にはそこまでの長時間はもたない印象で、これは使い方にもよるかとは思う。ただ、物凄く減りが早いというわけではないので、あまり気にならない。
BOOK UIというUIをYOGA BOOKは実装しているが、これはPC環境的に使用するためのUIで、画面下部に動画再生中等を除き、ほとんと常にタスクバー(とペン入力アプリ)が表示される。
私はAndroid環境にあまり詳しくなく、ずっとZen UIを使っているため、正直言えばこのUIはけっこう使いづらく、プリインストールされているものもあまり役に立たないものが多い印象だった。
マルチタスクについては、正直あまり実用的とは言いがたい。この辺りはPC環境に軍配が上がるのだろうと思うのだが、その理由の一つは対応アプリの少なさにまずある。
またマルチタスクするためのウィンドウ幅の選択肢が少なく、iOSのSplit Viewほどに見栄えがいいわけでもない。
Android 7.0にアップデートされるのかどうかは分からないのだが、このUI等については改善の余地があるだろう。
周辺機器について
エレコム ワイヤレスマウス Bluetooth モバイル CAPCLIP 3ボタン IRLED搭載 充電式 ホワイト M-CC1BRWH
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上記のマウスを購入した。もともと軽い端末であるため、マウスもできるだけ小型化を目指した次第である。マウス導入後のUIとの相性はかなりよく、外出先でYOGA BOOKを使うときはかなり重宝している。
個人的にはマウスは必須とは言わないにしても、あった方がいい代物である。
Infiland yoga book ケース Lenovo Yoga Book 10.1インチ 専用保護カバー 超薄型 最軽量 スタンド機能付き 耐衝撃 内包型 PUレザーカバー
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カバーは上記のものを使っていて、これは持ち運んでいる最中に傷がつかないように使っているだけで、それ以上の満足度はない。そもそもカバーをつけると重くなってしまうので、折角の軽さが犠牲になるということであるため、綺麗に使う必要がなければノーガードでも構わないだろうと思われる。私もなんとなくつけているだけで、いずれ使わなくなるかもしれない。
防気泡・防汚コート!光沢保護フィルム 『Crystal Shield YOGA BOOK 液晶用・ハロキーボード用』
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保護フィルムは上記のものを使っている。保護フィルムは必須アイテムであるのだが、これは安めのものを選んだ。指紋がつきやすいのが難点といえば難点だが、私はそこまで気にかからないたちなのでこれで満足。
そしてYOGA BOOKの特徴はキーボードの方にも保護フィルムが必須であるというところだろう。初めてキーボードにこういう透明なフィルムをつけたのだが、新鮮だった。
全体的な感想
デザインも含めてかなり満足度が高く、タブレットをPC的に使いたいという欲望をHALOキーボードによって叶えてくれていて、私としては大満足である。私は絵を描かないのだが、妻に貸したところ、このリアルペンなどでの入力にかなり驚いていてイラストをいくつか描いていた。
個人的にいちばん重視したいのはキーボードつきでバッテリーも保ち、この軽さを体現しているのかというところで、このコンセプトでさまざまなタブレットが出てくれればいいのにと思わなくもない。
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