Outside

Something is better than nothing.

『グリーン・ゾーン』(2010年)

 ポール・グリーングラスの『グリーン・ゾーン』を観る。

 マット・デイモン演じるロイ・ミラーは、MET隊として、イラク戦争において大量破壊兵器の行方を探していたが、何度もガセ情報に踊らされている状況を不審に思ったところ、「マゼラン」と呼ばれるアメリカの協力者の存在を知り、その行方を探している途中にこれはアメリカ国防総省の陰謀だった、といった具合で、最終的にヘリが墜落する。

 話自体が相当にどうでもいい内容だったので、かなり端折ったのだが、暗闇での戦闘は結構興味深く、暗闇が、つまり赤外線暗視ゴーグル的なものをほとんど使わずに暗闇での戦闘を描いているところは割と興味深いような気もしたのだが、やっぱり話自体がかなりどうでもいい内容だったためなのか、いくらグリーングラスの映像とは言いつつも、全然楽しむことができず、正直言えばかなり苦痛の約2時間であった。

 駄作というわけではないのだが、やっぱり話がどうでもよすぎるんじゃないのか、これ。