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Outside

Something is better than nothing.

アウトサイド

 一年も終わる、ということで振り返りの時期になってきたわけであるのだけれども、なんだか仕事が予想外に忙しくて昨日、仕事納めだった関係もあり、ようやくまともに落ち着いた時間を持てるようになったように思う。
 
 今年のテーマは「Outside」というものだった。
 これはそれまでの自分の価値観やものの見方から逃れる、外側に立ちたいという思いで設定した。
 
 仕事については4年目になり、だいたいのことはひとりで完結させられるようになり、より外のことに目を向けたいと思っていた時期だった。
 異動を願っていたのだが、先日、兼任するという形で異動が決まり、新しいところで働いている。前のところで主として人間関係で苦しんで精神的に追い込まれていたので、新しいところで人間関係がいったんリセットされ、清新な気持ちで仕事に向き合えている。
 年数を重ねると、どんどん後輩が増えていくのだが、その中でも優秀な人間と出会ったりして、先輩として危機感を抱くこともままある。
 1年目のとき、私は1年目の中で最も優秀な人間だという自負があった。それだけ私の全力を出していたという実感があったからである。これは外部からの評価というわけでなく、もっと内的な意味での評価で、そのため別に他人から見られて実際はどう、ということは気にしないのだが、そういった意味では4年目の社員としての私は一番という風にはいかなくなったなあということが、私の後退なのか、それとも丸くなったのか、考えどころである。
 上司から評価はされていたし、今もされているのだけれども、どことなく動きが微妙になってきた。もう少し仕事に対して、今までとは違う実践を持ち込む必要があると痛感し続けた一年だった。いくつか手応えがあったとは思うが、どちらかといえば業務畑の人間なところが私の弱いところであり、その意味で今後苦戦するだろうということは想像に難くない。
 
 生活について。
 妻が契約社員から正社員になったことに起因して、妻の仕事がより忙しくなった。今年の上半期はうまくいっていたが、下半期からは試練の連続だった。家事分担がたびたびうまくいかないようになってきて、私の方でも精神的に追い込まれていたこともあり、余裕がなくなることもたびたびだった。正直なところ、この生活というものの安定は、パートナー互いの安定を前提とした上で構築されるものなので、物質的には確実に昇給もしているし給与水準が上がっているので向上しているものの、部屋の中に残ったのは荒廃だった。
 休日が重ならなくなり、私は独身時代のように休日はひとりで過ごすことが増えた。私は出不精なので、妻がいなければ余計に外に出なくなる。妻の方の帰宅時間が相当に遅くなってしまったため、夫婦の時間を持つことができなくなった。これまで当たり前のようにあった一緒にいる時間というものが、目に見えて減少すると、夫婦としてのあり方に疑問すら抱くようになってしまった。
 そういったことで、上半期の後半は、かなりの回数、飲みに行っていた。職場の同僚と飲みに行くことで、寂しさを紛らわせていたのだろうと思う。問題の解決ではなく、どちらかといえば遅延を図っていた。下半期からは反省し、飲みに行く回数を減らし、家のことをし、妻と一緒にいる時間を増やした。
 
 映画について。
 上半期はまあまあ観たのだが、下半期は視聴への意欲が大幅に減退し、今はFire TV stickを購入したことで、また少しずつ映像への意欲が増している、といった印象である。今年は『名探偵コナン』の映画をひたすら観ていて、現在最新作のもの以外はすべて観た。
 今年劇場で観た映画は以下の通り。
『龍三と七人の子分たち』
『チャッピー』
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
 今年後半の超大作を観ていないので、正直なところ映画視聴の現代性という点では微妙なところではあるものの、やはり今年は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が圧倒的に面白かったことは疑いようがないと思う。
 
 諸々のこと。
 10月くらいのことである。
「最近あまり本読んでないんだよねえ」
自己啓発系の本とかけっこう読んでるよー」
 という同期との会話が妙に印象的だったことで、それ系の本をいくつか読んで、それなりに面白かったことから読書意欲が湧いて、読書をまた始めた。創作意欲が湧くかと期待していたが、そこは駄目だったので小説は書いていない。
 翻ってみるに、本当に今年は生活に立て直しに必死で、あまり余裕がなかったのではあるまいかということと、少し余裕があった上半期は脳がアルコール漬けになるんではと思うくらいに酒ばかり飲んでいたような気がしてならず、そう考えてみると目の前の不安から逃れるために手っ取り早い方法で現実逃避をする癖は治っておらず、むしろ悪化したのではないかとさえ思うのであった。
 また政治や経済への関心が強まったことから別のブログを開設して、そこでそれに関連するような話題についての記事を書くようになった。これはほとんど鍛錬のためであるのだが、今まで目を向けていなかった事柄に対して関心を持てたのは大きな収穫だった。
 
 来年は妻の仕事も変わるだろうし、私の方も今後どういう形になっていくかまったく読めないので何とも言いようがないのだけれども、来年のテーマは「Rebuild」ということで、立て直しの年にしていこうかと思っている。
 
 今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
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