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7月の振り返り(Stairway 7)

Sun

 7月の振り返りということで、とりもなおさず言うべきことは連日の酷暑だろう。7月の平均気温は28.3℃ということで、高温が続いた。さらに言えば、西日本を襲った連日の雨による災害が月の前半にあり、後半は高温による熱中症が取り沙汰された。

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 この暑さによる死傷者については、謎めいた見解が示される場合が少なくない。というのも、一部スポーツにおいてはいわゆる根性論めいた克服法がよしとされる傾向にあり、精神性と気候というのはいささかも関係ないにもかかわらず非科学的な思考法によって前近代的な価値観の押しつけが常態化しているように思われる。

 一方で、個人的な観測範囲の中において、会社組織内にて、営業系の仕事をする人間に対する配慮が組織として示されるということを目撃したこともあり、つまるところ大人以前の子供たちにおいては人間未満ということで人権は保障されていないのが実情なのかもしれない。

 政治状況については相変わらず絶望的な状況というより他はなく、人権に対する意識の低さ――前述の通り前近代的な価値観に基づく――によるいわゆるLGBTQ等に対する配慮の欠如があった。これはまた別の形で現れてしまったのだが、女性医師への差別ということもまた、翌月の話にはなるものの発生している。

 その中でもトピックス的に触れておきたいのが、枝野幸男立憲民主党党首による演説であり、その真っ当さについてはこの絶望的な状況における一筋の光明のように思える。

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 また「貯蓄から投資へ」のスローガンで、政府や日銀が貯蓄商品から資産運用商品への誘導をしていた状態だが、統計作成時に「30兆円以上」もの過大計上をしたとの記事が報じられている。

 記事中にもあるように、このレベルの統計上の誤りというのは前代未聞というより他はなく、端的に国力(という言葉は好きではないが)の低下を思わせた。このようなレベルの誤りが頻発するようであれば、少なくともある種の人々の持つ自負の正当性が問われる。

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 世界的にはアメリカの中国との間の貿易戦争が過熱しており、また金利上昇についても注視する必要があるだろう。

 とにもかくにも暑いので、何もする意欲が湧かないのだった。

 

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