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Something is better than nothing.

『スクリーム』(1996年)

スクリーム [DVD]

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  ウェス・クレイヴンの『スクリーム』を観る。

 冒頭、ドリュー・バリモア演じるケイシーは恋人と一緒に映画を観ようと一人で準備をしているが、そこへ一本の電話がかかってくる。間違い電話を装って、ゲームをしようという問いかけから始まったその電話は次第にケイシーを恐怖に陥れる。さらには恋人が捕まり、殺害もされてしまうということなので、さらに混乱したところでお面を被った男が彼女を殺害するのだった。その同級生であるネーブ・キャンベル演じるシドニーは一年前に母親をレイプされた上で殺されてしまっており、そのことがトラウマとなって恋人とうまく次のステージへ進めないでいるのだったが、彼女もまたこの犯人に狙われてしまうことになり、そのことがきっかけげ野心家のキャスターに追われたりするので、彼女を殴り倒し、恋人が怪しい挙動をするので捕まってしまい、葛藤もするのだが誤解も解け、友人宅で休校になったことを受けてパーティーをする。そこで大量殺人が発生する。そして実は犯人は二人おり、片方は恋人であった。かくして事件は幕を下ろすのだった。

 基本的にはふざけているようでそれなりに真面目に作られている作品で、既存のホラー映画に対するメタフィクションということになっているのだが、作中の恋人じゃない方の犯人の片割れが、まるで頭が狂っている役を演じるクエンティン・タランティーノみたいで、彼を観てずっと爆笑していた。

 後半に行くにつれて、正直なところあまり好みではなくなってきているのだけれども、一定のクオリティを保つことには成功している。

 

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