Outside

Something is better than nothing.

流れていく日常

 いつの間にか二月となっている。

 今日は両国国技館で日本大相撲トーナメントに行ってきた。初めての相撲観戦である。お相撲さんのいかにもな大きさを堪能しつつ、とりわけ幕内力士の立合いは、非常に迫力があった。これはこれで思うところはあったのだが、それにしても今に至るまでのさまざまなことが起こっている。

 とりわけ国際的にも大きな出来事、と言えば、フランス紙襲撃テロ事件が起こり、「イスラム国」による日本人殺害事件が起こった。

 私は前者に対してはかなり興味を持ったのだが、どうも自説のようなものまでは考えがまとまらずに、ずっと牧村朝子が「私はシャルリじゃない」*1という記事で挙げていた「平等」についての言及が特に印象に残っていたものの、イスラム教との関わりが薄すぎるために考えがまとまらなかった。同様に、後者の事件についてもそうであり、ただ単純に日本の特異な自己責任論の存在を初めて意識した*2ものの、格別主張と言えるほどの強い言説を抱くには至らなかった。

 別方面では格差の問題についても、ピケティの『21世紀の資本』を読んでいることもあって気になり、ピケティ関連のニュースはできる限り追うようにはしているのだが、そもそも経済学については完全にド素人になるので、芽が出るには時間がかかりそうである。

 けっこう悩みながらいろいろなことを考えているし、情報収集の方法を変えることで何らかの変化をもたらそうとはしているのだが、「じゃあどうなのよ」という速成の結果を出すには十分ではない模様。