Outside

Something is better than nothing.

生活

ホットヨガに行く

人生というものは何が起こるのか分からない……という大仰な言い方をしようがしまいが、変化というものは常に押し寄せてくるものであるが、先日、ホットヨガに人生で初めて行った。 まずもって行った理由としては妻が興味を持っていたこと、天才であるところの…

桜の不在

まったく気づかなかったのだけれども、通勤途中、学校の前に桜が咲いていた。けっこうびっくりした。別に俯いて歩いていたというわけではなく、普通に歩いているつもりだったのだが、まさか桜が咲いていたとは思わなかった。 帰宅途中に、毎日行き帰り歩く道…

グミの進化

ハリボーのグミというのは妙な魔力があるもので、見かけるとついつい欲しくなってしまい、けれども噛んでいるうちにゴムっぽい臭い、お世辞にもいい匂いとは言いがたいスメルを発する瞬間もあって、あの弾力性のあるグミを噛み続けている自分はやがてゴム人…

二股という言葉について

二股をかけるという言葉があるのだけれども、その語源を調べてみたが定かではない。現在使われている用法といえば、もっぱら男女交際に関連するもので、誰かと付き合っているのに、他の男女とも同時に付き合っているという状態になる。不倫とはまた違う状態…

ヨーグルト漬け

腸内環境が人間のあらゆる面に影響を及ぼすらしい、ということを聞き、さらには腸内細菌が人間の意識に影響を及ぼすといったSFや研究を見かけたことがあったので、どことなくそういったものについて考えを巡らせたことはあったものの、かといって、では腸内…

雪の日

雪が降った。この寒い中、人生初の転職活動を行った。取り立てて必要に迫られているわけでもないのだが、いい機会なのでやってみようという軽い気持ちで転職サイトに登録し、Web履歴書の項目をちまちまと埋めていくとオファーがかかった。ありきたりなメッセ…

情報収集の難しさ

情報収集というものは現代においては必須になるのだが、私はあまり得意ではなく、どうにもしっくり来ないまま続いている。iPhone 4を使っているとき、今は名前が変わってしまったがLivedoor Readerを使っていて、当時はかなりしっくり来ていたのは事実で愛用…

あるダンプ乗りの物語(下)

joek.hateblo.jp 続き。 給料 彼は二週間ほど新しいおもちゃに夢中になっていただろうか、やがて正気に返った。そうせざるを得ない理由があった。 実を言えば、彼は前の会社で働いていた一ヶ月分の給料をまだ貰っていなかったのだった。さすがに無断欠勤をし…

あるダンプ乗りの物語(上)

お見舞い ――義祖父は東北の訛りを強く残しながら、私たちに語った。 その日、私たちは義祖父(以下、「祖父」や「彼」等の表現を適宜使用)の誕生日のお祝いに、郊外の介護施設を訪れていた。私は二度目になるが、妻は何度も足を運んでいるらしい。何人もの…

インナージャーニー

今はもう解散してしまったandymoriというバンドがいる。「Follow me」という曲から、このバンドに嵌まって、アルバムは全部借りた。 andymori "FOLLOW ME" たまたま後輩が好きだったこともあって、解散ライブのブルーレイを借りたりもしたのだが、彼らのアル…

食嫌い

グロテスクな食 食べるという行為に潜む、何か物々しさのようなもの、グロテスクさを知っていながら表面上は美味しいや不味いといった価値観によって取り繕われていることが妙に気にかかる瞬間はあり、そういったものを突き詰めていけば肉類はおそらくそこに…

折りたたまれた手紙

封筒の手紙 そういえば私にも何通か手紙は受け取ったことはあり、その保管については捨てるのも何だし、ばらばらにしまってしまうと散らかってしまうので、普通のクラフト封筒にしまうことにしている。 封筒の中から手紙を取り出して、読み返すこともある。…

長い手紙をしまう場所

アルファベット 高校生のときに教科書に抄録されていた夏目漱石の『こころ』を読んだことがある。その抄録部分は前半部分ではなく後半部分であったために、あのとてつもなく長い手紙の部分(「下 先生と遺書」)を読んでいたことになるので、後に『こころ』…

悪筆による線の連なり

字の汚さ 私は字がとても汚く、正直なところ読めたものではない。子供の頃に習字教室に通っていたし、毛筆に限らず硬筆も一通り習ったのだが、どうしても性分というものなのか、字が汚くなってしまう。 おそらくは心が汚れているからなのだろうと思うのだが…

あっさりとした下ネタのおかしみ

逃げるは恥だが役に立つ TBSで毎週火曜22時から放送されているドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(以下、『逃げ恥』)は、主人公の森山みくりを演じる新垣結衣ことガッキーのエンディングにおける可愛いダンスもあって人気だが、テーマは契約結婚というもの…

ふくろうカフェの思い出

鳥 ヒッチコックに『鳥』という映画がある。いわゆる動物パニック物の映画なのだが、あまり数多く観ていないヒッチコックの映画の中で、『鳥』は印象に残ったものに入る。 鳥の持つ表情のなさが恐ろしく、何を考えているのか分からないためホラーとして描か…

若さにとって走るとは

年老いたという感覚が分かろうはずもない、未だ若いと言われる年齢であるものの、しかしかといって掛け値なしに若いというわけではなく、若さというものが少しずつ手のひらの上からこぼれ落ちていることを感じる年齢になった。しかし、それがいったいどうい…

名付けられた親指

進行性指掌角皮症、という。しんこうせいししょうかくひしょう、と読む。 まったく聞いたことがない上に、私は単なる手荒れの延長で考えていた親指の死から、皮膚科で名付けられた親指の名称は、かくのごときものだった。処方された尿素が多めのクリームを塗…

徳用ソーセージの不味さ

あまり味というものにこだわりを持たないということは、食べ物の好みの問題ではなく、私には味が分からないのではないかという不安や舌の味わうことに対する謙遜から来るものではあるのだけれども――あるのだけれども、かといってまったく美味いことや不味い…

矯正の絶えざる限界

十八歳以来となるということに少し驚きを感じながらも、私の今の年齢が二十七歳だから九年という年月が流れたことになるのだろうか、私はひさしぶりにコンタクトレンズを装着していた。眼鏡をずっと装着していたため、無意識に眼鏡を直すための動作を行って…

雀と鼠

本当かどうかは知らないのだが、英語圏で雀のことを「Flying rats」と言うという話を誰かから聞いて以来、私は雀の姿を見かけるたびに、「あ、Flying rat[空飛ぶ鼠]だ」と思うようになってしまうどころか言ってしまうようになり、隣に歩く妻に苦笑されている…

過ぎて後

今年はあまりクリスマスという気分を感じられなかったのは、私が単に出不精で街の様子をあまり見ていなかったからなのか、とも感じられるわけだが、どことなく通勤の合間や同僚との会話に見受けられるようなクリスマス感とでも言うべき雰囲気を、今年はあま…

何もすることのない休日、の連続

今年の中頃に入って妻と休日が合わなくなってしまったから、休日は独身時代のようにひとりきりで過ごすことが増えた。私の休みは暦通りであるから、土日のほとんどをひとりで、特に何もすることなく過ごしている。そもそも出不精であるから、あまり外には出…

冷たさの中でゆっくり歩く

余裕がない時期に来てしまった。それは財布の事情であるかもしれないし、師走という一年の忙しさの頂点となる時期だからなのかもしれない。 私はどこにも行くことができず、ただ家と職場を往復していた。精神的な余裕がない、と実感していた。ふと顔を上げて…

不確かな実体の手触り

タイにて、パタヤビーチからスピードボートで15分程度のところにあるラン島にて、我が家族は宿泊した、その次の日のことである。つまり私は浜辺にいて、船を待っていた。朝からシーウォークをするため、現地ガイドに頼んでいたのである。 眩しさが私の視界を…

二度目のタイとオレンジの思い出

先週の土曜日からタイに行っていて、両親のところに滞在していた。シラチャは日本人が多く住む町で、J-Parkという日本人用のショッピングモールのようなものまである。そこではイオン系列のスーパーがあったり、吉野家のパクりみたいな店名の牛丼屋があった…

繋がりの慣性あるいは陥穽

思いのほか生活を共にする、ということは絆を強めるものである。 人は堕落する、ということを坂口安吾は「堕落論」で述べていた。これをなぜだか先月二度読んでしまったのには、紆余曲折を経て、今に至る関連があるからだろうか、いや分からない、とにかく偉…

耳慣れた日々

囁きが聞こえてくるのであった。ひそひそと、あることないことが。いいことも悪いこともある。いや、ほとんどが悪いことかもしれない。それでも、言葉は絶えず耳に飛び込んでくる。自分自身の中で発する声でさえも。 実家にいた頃、私は両親が寝静まった深夜…

二つの冷蔵庫との一日

家電について書くことがべつだんこのブログ全体の趣旨ではないにせよ、掃除機に始まり冷蔵庫へ至っていることは事実で、これは偶然ではあるのだが致し方ない。しかし、私にとって家電製品というものは生活を構成し、さらにはその質を向上させる、ささやかな…

落ちる油

「マジか」 と私は呟いた。先週のことである。今まで労力をかけていたはずのものが、嘘のようにすっきりと終えることができている。私は自分でも驚くくらい、この変化に対して衝撃を受けていた。もしかすると、私が知らないだけで、世の中の多くの人も同様の…

流れていく日常

いつの間にか二月となっている。 今日は両国国技館で日本大相撲トーナメントに行ってきた。初めての相撲観戦である。お相撲さんのいかにもな大きさを堪能しつつ、とりわけ幕内力士の立合いは、非常に迫力があった。これはこれで思うところはあったのだが、そ…

新しい掃除機

前回に引き続き掃除機について、ということになるのだが、私はそれからしばらくの間、掃除機を使わなかった。例の大学生のときに買った掃除機を思って、ということではなく、単に使うタイミングがなかったのだった。 古くなった黄色い掃除機とは対照的に、新…

掃除機を新調する

年末年始はなぜだか昔にやった『真・三國無双6』(2011年)シリーズを延々とやっているという、意味不明なくらいに後退しまくった日を過ごしたわけであるのだが、私も昨年に結婚して、妻が東京出身の人間であるために親戚付き合いなるものが身近に迫ってしま…

タイのマンゴー

今年の四月から、私の両親がタイに行っている。いや、これは人に話すとまず「なんで?」という疑問符が浮かぶ代物であり、私も同様に思うのだ。タイだよ、タイ。なして?と。私とてこの状況に甘んじていたわけではない。正直なところ、両親がタイに行くなど…

歯の遍歴

歯医者にかかって、おおよそ三ヶ月ばかりになる。八月の新婚旅行の途中で歯痛に悩まされるようになり、帰国してすぐに歯医者に行こうと思っていたが、それが延びて、手元の診察券を見る限り九月の半ばに罹ったことになる。激痛であった。痛い痛いと呻き続け…